続・母もぼやいてみたいなり

心機一転。しかし母はぼやき・戯言・寝言を続けます。どうぞよろしくお願いします。

アンチ長嶋、アンチ巨人

私は巨人が大嫌いだ、そして長嶋氏も好きではない。

 

幼少の頃、地方に住んでいたため、野球中継といえば巨人戦。

今よりもっと野球中継は多かったので、

多くの子供が巨人に憧れた、というか、もうほぼ戦略としては洗脳に近い。

かく言う自分も、巨人ファンであった。

私はON時代に野球観戦はしていない。

長嶋氏が引退し、王貞治氏が756号ホームランを打ったのを、

朧気に覚えているくらいだ。

だから、私にとって王氏が巨人の「凄い打者」だった。

 

その後、野球の規則が分かるようになった頃、

巨人の監督には藤田氏、助監督に王氏が就任した。

そして様々な個性的な選手と共に、その年のペナントレースを制し、日本一となった。

その頃の私は、野球中継が流れるままに、

もっとも目にする頻度の高い球団・巨人を応援するファンの1人だった。

 

その後、興味は高校野球へと移り、そして全く別ジャンルへと移行した。

野球にそれ程執着していなかった20代、長嶋氏が2度目の監督就任のニュースを聞いた。

巷では長嶋氏が再度監督になったことで大いに盛り上がっていたが、

私にはその理由が全く分からなかった。

 

小さい頃、日曜の朝に「ミユキ野球教室」という番組を観た事がある。

色んなOB選手が、少年たちに野球を教えるのだが、

長嶋氏の回は何故か雰囲気も扱いも違うのを感じていた。

でも、他の選手と比べて飛びぬけた指導力というわけでもなく、

単に「ざわめきたつ」だけの回の様に思っていた。

 

だから長嶋氏の巨人監督就任に世の中が騒ぐのは、全く理解できずにいた。

 

そうこうしている内に、巨人が他球団の4番打者を何人も集めたのを知った。

まさに、「カネに物言わす」 そのままだった。

巨人に対する憧れをもったまま大人に、プロになった選手も多いだろう。

しかし、それだけで移籍するのか、今居る球団に愛着はないのか・・・。

金に目がくらむ、薄情、安直・・・そんな印象がめぐって、

そういう方針である球団・巨人と、

そのチームを引っ張る監督である長嶋氏が嫌になってしまった。

 

昨日、福岡ソフトバンクホークスが日本一になった。

日本一の瞬間を次男坊と一緒にみていた。

人気選手の多いセ・リーグのチームを、選手層の厚い実力のパ・リーグのチームが倒した。

スポーツは何でも、否、スポーツ以外の何事も、実力さ!

巨人という名前に胡坐をかかず、もっと面白い野球やってみなよ!

 

因みに、ホームランを打った後、両手で「○」の形を作る選手も好きではありません。

あしからず。