常冬
今年は寒さが駆け足でやってきたような気がする。
秋はどこへ置いてけぼりをくらったのか…いつだったのか記憶に無い位だ。
紅葉もどんどん進んで、週末に紅葉狩りしようにも、
時間もスポットもないようだ…。
さて… うちの職場、私がいる階には暖房が入っていない。
暖房機器の入れ替えが今月下旬になって始まり、
それが完了するまで稼働しないとのこと。
他の階には予定通り、今週初めから暖房は入っている。
だから、この階の厳しい状況を知らない人は案外多い。
しかし、今回の北海道の大規模な停電のことを考えると、文句は言えない。
自分も幼少のころ、大雪のため大晦日に停電になり、
寒さを堪えながら年越しをせねばならない年があった。
北海道の寒さとは比べものにはならないだろうが、
しかし、実際積雪は50cmを越え、真冬日も記録するようなところだ。
電気も付かず、ただシンシンと降る雪の音が聞こえるだけの小さな町で、
沢山の人が寒さに凍えたのは確かだ。
そんな経験から、今回の停電は他人事とは思えない…。
無事復旧したとネットで読んで、こちらも一安心した。
それを考えると、今の職場の寒さなど大したことはないはずだ。
電気はついている、知恵をしぼって暖をとることはできる、
温かい食べ物や飲み物で体を温める事だって出来る。
家に帰れば、暖房器具はあるし、自家発電でアンカ状態の次男坊もいる(笑)
日中8時間程度我慢すれば…いいわけだ…はぁ。
今、この部屋を出ると、廊下には新しい暖房器具が並んで、
各部屋に設置されるのを待っている。
お行儀よくその時を待っているようで、見ていて微笑ましい。
自分がいるこの部屋への設置はまだまだ先のことらしいが、
いつか来る暖房稼働の日まで、”暖の取り方”を色々考えていこう。
昭和の頃はこうだったよな…なんて思いつつ、もいいんじゃないだろうか。