ボスママ、って居るもんだ
カテゴリーを”戯言”にしているが、ちょっとそれも不釣合いな感じなこと。
子供の習い事先の先輩で、現在不登校の子がいる。
クラブ活動で何かしら問題を抱えて、それが原因でずっと休んでいるとのこと。
心の問題だし、思春期の子だし、それはそれは腫れ物を触る感じ・・・。
年齢は違えど、心の問題を抱えていた人が、自分の周りにはいたので、
そのご家族の苦悩ぶりは、何となくだが分かる気がする・・・。
実際、当人に接する際も、どう話していいのか、
それは時に”途方に暮れる”感覚に陥るときだってある。
そんな状況を知ってか知らずか、
『1人っ子で甘やかしてるから・・・』と言った親御さんがいた。
なんというかなぁ~・・・ボスママ的存在の人。結構口は達者。
確かに子供を3人も育てていて、育児のキャリアは十分あるだろう。
1人っ子は愛情を1点集中、独占出来るし、
兄弟姉妹がいて我慢を強いられる、という経験も少ないから、
傍から見れば甘やかされている風に見えることもあるだろう。
ただ・・・心の問題って、”耐性”、それだけが原因なんだろうか?
じゃぁ、兄弟姉妹が居れば心の問題を抱えない・・・と言えるのか?
そうじゃない・・・誰しも心の問題は抱えている。
どんなに鍛えられていても、限界、というものがある。
その親御さんが口にしていたが、『生まれつき野良は、やっぱり野良やねん』と、
逞しさを豪語したところで、心が折れる時はやはりポッキリ折れるのだ・・・。
子育ては育てた人数で優劣がつくものじゃない。
現にその不登校の子のお母さんは、その問題と直面して、
必死に解決の糸口を見つけようと努力してらっしゃる。
その努力もなにも、一言で畳み掛けようとするボスママの発言を聞いて、
その後の話が全く耳に入らなくなってしまった・・・
こういう人と一緒に何か物事を進めていかねばならない苦しみとか悲しさ、
そんなものが頭の中をグルグルと駆け巡って、呆然としてしまった。
まぁ、以前から何となくご都合主義的な行動・発言は気になっていたので、
これを機会に、少し距離を置いてみようと思う。
自分の子育てにケチを付けられる様な事があると、
絶対に衝突してしまいそうなので・・・。