続・母もぼやいてみたいなり

心機一転。しかし母はぼやき・戯言・寝言を続けます。どうぞよろしくお願いします。

母に連絡をば

昨日、我が家はちょっとバタバタした。

インターネット回線を変えるための工事が入ったのだ。

朝から部屋の掃除をして、工事が入るであろう箇所を綺麗にした。

色々問題が勃発して、結局2時間半かかって無事工事完了。

回線が変わったことで、電話番号も変わってしまった。

ということで、熊本に住む母に連絡をした。

 

我が家、『便りがないのは良い便り』通りの家族。

帰省どころか、ほとんど連絡を取らない。

しかし、連絡が無いからといって、叱られることもない。

逆に電話したら、母は心配そうな声で応答してくる。

ただ、電話番号が変わるのは例外だから、

気兼ねすることなく、受話器を取った。

 

実は…母には長男の高校合格の話をしていなかった。

言えばお祝いをねだるみたいで、やはり気乗りしない。

だから入学後暫く経ってからでも…と思っていた。

今回の連絡で、長男のことを言おうか言うまいか、少々悩んだが、

この際、言ってしまおうと話を切り出した。

すると、『お祝い、送った方がいい?』と母。

やはり普通は考えるよね… 申し訳なく感じた。

年金生活している母に、お祝いを出させることって出来ない。

『ううん、そう来ると思って、合格したとき連絡せぇへんかってん。

 ちゃんと自分たちでやっていけるようにしたから、

 お祝いしてくれるなら、葉書かなんかくれると嬉しい。』

それなら、と、母は筆まめな姉と一緒に葉書をだそうか、と言ってくれた。

頻りに、『(高校)合格してよかったねぇ』を言っていた母。

それだけで、私としては十分嬉しかった。

 

久しぶりに雑談らしきものをして、電話を切った。

どんどんと年老いてゆく母だが、きちんと意見してくれる素敵な女性だ。

自分は、この母のもとに生まれて、本当に良かったと思う。