早食い
さっき職場の人と給食の話題になった。
話の切っ掛けは、「食べるの、速いですね」の一言から。
私、かなりの早食い。
これは母の影響もあるかもしれない。
母は看護師をしていたので、当直などで救急に入っているときなどは、
時間があるときにさっさと食べる、がモットーだったようだ。
さて、私はというと、
小学2年までは、完全に「居残り組」だった。
体が小さかったのと、パン給食が致命的に苦手だったせいで、
毎日5時限目になっても、給食と格闘するタイプだった。
その後は成長と、ある程度の要領の良さで居残る事からは脱出できた。
小学4年から始まったご飯給食は、私にとって正に救世主!
そこからは更なる成長も相まって、さっさと食べきる事が出来るようになった。
父からは、「1口入れたら、30回噛め!」と言われていた。
でも30回のころには口の中には何も残っていない。
それを繰り返している内に、母はご飯を終え、後片付けを始めてしまう。
父はお構いなしに晩酌を続け、片付けもせずに転寝する人だったけど、
日頃の母の忙しさを思うと、自分のせいで時間が押すのは何かしらすまない気持ち。
だから速く食べてしまう習慣ががっちり定着してしまった。
親不知を抜歯して、ゆっくり食べる機会を得た。
ゆっくり噛んで、ゆっくり飲み込む。
たった1週間の事だったけれど、何となくゆったりとしたいい食事をしたように思えた。
これをこのまま維持できたらな、と思う。