SNS

近頃はSNS満開状態。

何につけてもSNSを意識してる、いや、意識しすぎてる。

企業側としては、広告費用を掛けずに済むメリットがあるだろうし、

酷評ならばそれで改善策だって練る事も出来るだろう。

個々の満足のためだけに進められがちなSNS…

有効利用してこそ、だと思う。

ただ、行き過ぎてしまっているのは、やはり難だ。

幾ら素敵といっても、食べ物には美味さのタイミングみたいなものがある。

画像を撮る事ばかりに気を取られて、美味しく頂く事は忘れられている。

すっかり冷めてしまったり、崩れてしまったりしては、

作り手の意思が伝わっているとはとても思えない。

作る側もSNSを意識しすぎて、一体何を求めているのか不明な事も多い。

話題になりゃ、それで良いのか？

サービスって何よ？と問いかけたくなる事も少なくない。

SNSは画像で”いいね！”を貰うだけでなく、

色んなものを発信したり、逆に収集したりと便利なツールだ。

上手く使えばこんなに利用価値のあるものの筈なのに、

下手こいて謝罪しなきゃならい事態も起こっている。

気軽にみんな使っているが、個々が発信するものには、

やはり個々への責任がついてまわる。

何気なく呟いた事、書いた事、写したもの、

全て個々の選択・意思に基づいている。

それを公にすることには、それなりの反応が起こることは、

恐らく子供でも分かることだろう。

素人がやっても反響があるのだ、有名人ともなれば尚更だ。

謝罪、うん、それも一つの責任の取り方かもしれない。

しかしそれ以前に、

『何故ネットで発信したいのか？何故公にするのか？』

を考えて欲しい。そして、

『発信していいものなのか？公にしていいものなのか？』

をさらに考えて欲しい。

自分の身に降りかかる火の粉を、未然に防ぐのか、敢えて受けるのか、

それともそのまま燃え尽きるのか…

良い大人なら、選択できるだろう。