続・母もぼやいてみたいなり

心機一転。しかし母はぼやき・戯言・寝言を続けます。どうぞよろしくお願いします。

髪を切った

何年振りだろうか、こんなに短く切ったのは・・・

ここ十数年、一番短くても肩の長さだったが、

独身以来だな・・・ベリーショートになった。

実はいままで、ショートにしたい!という衝動には何度と無く襲われてきた。

しかし、その気持ちを吐露するたびに、子供には反対され、

旦那からはしぶ~い答えが返ってきて、結局考え直すこととなっていた。

 

だが、今回は随分前からショートにしたい気持ちがあった。

何度も家族と話し、何度も考え直し、何度も悩んできた。

その間に周囲がどんどんショートヘアに変身していき、

何となく「ショートにするのが流行りなの?」という思いが浮かんだ。

天邪鬼な性格の私には、流行に乗るなんて絶対に許せないことだ。

しかし、それでも髪の毛を切りたい気持ちは抑えられなかった。

 

自分も今年44になった・・・

年齢的にロングというのが厳しくなってきた。

髪質が変わったり、白いものが混じってきたり、

見た目も年齢相応に年をとってきたり・・・

ロングヘアが見た目の”疲れ”に拍車を掛ける、そんな感じが見て取れるようになった。

そう、若ければ乱れ髪にも色気を感じれるだろうが、

家事や仕事に疲れた女性には乱れ髪は単に現実的に疲労感しか漂わせない。

 

ただ・・・私の髪質はショートには向いていない。

これは以前通っていた美容院のお兄さんに言われた。

自分の髪は直毛だと信じて疑わなかった私に、

『アホか。こんなクセがあって、別の意味クセの悪い髪、ないわ!』

とニコッと笑って一喝してくれた。

私の髪、断面は楕円形、つまりかなり縒りがあるらしく、

直毛と思っていたのは髪の重みで真っ直ぐに伸びていただけらしかった。

そして普通以上に撥水性が高い、つまりパーマ液などをはじいてしまうので、

パーマが異常に掛かりにくいらしいのだ。

そして何故ショートに向いてないか、というと、

私の髪は外向きに生えているから、生え際が浮いてしまう。

つまり余り短くすると、髪が全体的に立ってしまうわけだ。

それが顕著に現れるのが、前髪とサイド(もみあげ)の部分。

 

言われてみれば思い当たるふしがある・・・

前髪は若干浮いた感じになりやすかったし、サイドも膨らみやすかった。

どれだけ真っ直ぐ伸ばし巻くようにドライヤーで乾かしても、

絶対に髪のボリュームが出て、結局キレイに纏まらなかった。

パーマを掛けるとなると2-3時間はみていないとならなかったし・・・

 

こういったことを全て踏まえて、今日は美容院へ行った。

よく知ったお姉さんと、じっくり話し合って、結局、ベリーショートにした。

前髪も、自分がアレンジできる限界じゃないか、と思われる長さにし、

サイドも少し長さを残して、あとは極力短くして貰い、パーマをゆるく掛けてもらった。

増えてきた白髪が目立ちにくくなる程度色を入れてもらった。

最後は、どうやってアレンジしたらいいか、何度も教えて貰った。

 

最初思い描いていたヘアスタイルとは違うけれど、それでもサッパリした。

前髪の浮きが若干気になるし、これからちゃんと纏められるか自信は五分五分。

今回はかなり不安がいっぱいの仕上がりになっている。

でも、だからこそ、しっかり手入れをして、纏めてあげようという気持ちになる。

そして今回それが上手くいったら、次は更に短くしてみましょう♪ という約束をした。

うん、お姉さんも楽しみにしてくれているようだ。

 

帰宅したら、やっぱり子供たちは驚いていた。

長男など、『もう、今日、最悪や!』とショックが隠しきれない様子。

次男坊は、『前の髪型の方が好きだな・・・ 戻してほしいな・・・』と半分ベソをかいていた。

でも・・・もう切っちゃったし。 堪忍やで。

これでママももう少しお洒落できるかもしれない。

もう少し素敵なママで居られるように、今回は許してな^^