介護の話
この年齢になると、みんな共通の課題として、
『親の介護』
これはどうしても避けて通れない道。
日本人の寿命が長くなってはいるけれど、
死ぬまで若い頃のまま、というわけにはいかず、
やはりそれぞれ年老いて、色んなところにガタがでる。
そして今年は、コロナの影響か、
認知症の症状が急に進行するケースが多いそうで、
私の周囲でもそんな話題が頻繁に出てきている。
年老いた親を一人にしたままでいいのか、
施設に入りたがらない親をどう説得すればいいのか、
サポート体制をどうするのがベストなのか・・・。
状況が凄く急いた感じがするのは、気のせいではないようだ。
昔なら、施設に入れることは、親の面倒を放棄したように捉えられる事が多く、
精一杯頑張った家族も肩身が狭い思いをした。
でも時代も変わって、今では施設やサービスも充実して、
かえってそういう機会を得る事で、家族だけでなく当人もリラックスできる事も多くなった。
利用できるのであれば、大いに利用すべきだと、私は思う。
かく言う私の母は、今熊本の施設でお世話になっている。
コロナのせいで帰宅が叶わない状態だが、
頻繁に会えない状況下で、24時間体制で面倒をみてもらえていることで、
家族も安心して、この窮地をしのいでいけている。
これから先、どんな風に状況に変化がでるか分からない。
昔に戻れるとは、到底思えない。
命を守るために強いられる自粛生活が、
良くない方向へ導いてしまう現状を、
私たち世代はきちんと付き合わねばならない。
明日は我が身、なのかもしれないけれど。