続・母もぼやいてみたいなり

心機一転。しかし母はぼやき・戯言・寝言を続けます。どうぞよろしくお願いします。

コロナ禍であることを忘れない

11月以降、新型コロナの感染が広がっている。

第一波どころの話ではなく、凄い勢いを保ったまま、12月に突入した。

GO TOキャンペーンは未だ継続中。

このウイルスは自身では飛ぶことなく、

間違いなく、「人間に付いて移動」している。

人の動きが止まらない限り、このウイルスはどんどん移動し拡大してゆく。

 

感染拡大が分かって以降、つまり2月下旬から、

私たちは、このウイルスとどう対峙すべきかを模索し、

経験から学び、対策を打ち出してきた。

マスクを着用し、アルコール消毒・手洗いを欠かさない。

人が集まる場所はお互い距離を置き、対面する場所にはアクリル板。

お店のレジでもお釣りやレシートはトレイ置き。

電車ないの吊り革やバーは極力触らない。

常時アルコールを携帯する。仕事前は使うキーボードもアルコール消毒…。

行動範囲の狭い私ですら、毎日こんな調子だ。

 

最初のころは、コロナへの対応による日常生活の変化にかなり戸惑った。

でも『やらねばならぬ』の気持ちで、習慣化させた。

 

街行く人たちの9割以上がマスクを着けていることに違和感がなくなった。

街のそこかしこにアルコールが置いてあることに疑問を持たなくなった。

耳馴染みのなかった「ソーシャルディスタンス」という言葉も、普通に使うようになった。

感染予防の対応策の中生まれた言葉、「3密」は流行語大賞に輝いた。

 

当たり前のようになって、いろんな新しい物事が、

私たちの日常生活の中に溶け込んでいる。

でも、しっかりと思い出さねばならないのは、

まだこのウイルスには正式にワクチンも出来ていないし、

ましてや特効薬も出来ていない。

一度罹患すれば、全て医療機関にお願いするのみになってしまう。

すでに医療機関は逼迫状態、どうしたらこの状況を乗り切れるのか?

 

このウイルスは自身で飛んだりしない、

人に付いて移動するのだ。

 

移動を完全に制限できはしないが、

妥協することなく、自分を甘やかさず、出来る努力をすべきだ。

いつも感染のリスクがすぐそばにある、

今もコロナ禍であることを、

自分がその中に身を置いていることを忘れてはならない。